【金買取】相場価格と手数料と査定額でクチコミは炎上

買取品目

リサイクル業界の「金買取」は店舗やタイミングによって査定額が大きく変わる商品です。そのため買取店のクチコミを度々炎上させています。

どんなに評判の良い専門店でも「査定額が安かった」「他店の方が高く売れた」など、金の買取に関しては低評価レビューが投稿されてます。

単純に「○○円で売れるだろう」と思ったら想像以上に査定額が低かったと容易に想像できますが、「その値段は期待し過ぎ」だったケースも少なくありません。

色々なクチコミを比較しましたが、この「期待値」と「査定額」の温度差は「手数料」が関係しているようです。

金など貴金属の買取は「手数料」が発生するため、ネット上で調べられる「金相場」より査定額が低くなるからですね。

一方では、同業者の嫌がらせレビューだったり、本当にボッタくり店だったり、鑑定士のミスだったりするケースもあるので評価の判断は困難を極めます。

そんなレビューの真偽はお店の人もしくは投稿した本人しか分かりませんが、金についての知識があれば予測は難しくありません。

今回の記事は「金買取」に関する豆知識や注意点と共に、「金のクチコミはなぜ低評価されるのか?」を解説します。

「金や貴金属を高値で売りたい」と考えている人に読んでもらえたら幸いです。

金買取の査定方法

まず最初に「金買取」について基本的な部分を解説します。

金の買取は「金の純度」と「重さ」で査定額が決まります。

一番価値の高い金は純度99.99%以上の「24金」です。純金とも呼ばれ、製品には「K24」と刻印されています。

24金(K24)は古来より投資目的に使われることが多く、現代社会では主に「インゴット」として市場に出回っています。

金インゴット

金インゴット

しかし純金は柔らかいため傷付きやすく、また熱に弱く型崩れしやすいため、ネックレスや指輪などのアクセサリーを作る際には「他の金属と混ぜ合わせる」ことが一般的です。

例えば金とパラジウムを混ぜた合金はホワイトゴールドと呼ばれ、金の割合が75%のホワイトゴールドは「K18」や「K18 WG」と表記されます。

金の純度
  • 24金(K24)…純度99.99%以上
  • 22金(K22)…純度91.7%
  • 18金(K18)…純度75%
  • 14金(K14)…純度58.5%
  • 10金(K10)…純度42%

金買取の査定は「金の純度」で単価が決まります。24金が「1グラム6,000円」だとしたら18金は含有率が75%ですので「1グラム4,500円」になります。

金1グラム辺りの値段は「金相場」と呼ばれ、基本的に毎日変動しインターネットでも確認できます。

しかし金の買取価格は「手数料」が引かれるため、金の買取査定をした人は「相場より安いぞ?」となるわけです。

金買取の手数料

次に金買取のクチコミが荒れる原因の一つ「手数料」について解説します。

金買取の手数料は一般的に「2割~3割」と言われており、金相場より「2割~3割」ほど安い査定額になります。

手数料の割合にルールは無く買取店によって違いますが、内訳は「リサイクルの費用」と「買取の人件費」です。

ロレックスなどハイブランド品であれば「ブランド製品」として金相場より買取額が高くなるケースもありますが、ほとんどの金製品は薬品によって溶かされ別製品として生まれ変わります。

リサイクルにかかる費用と人件費を賄うために「手数料」として金相場から2割~3割安くなります。

分かりやすく例えるなら「金相場で計算して10万円の価格になったなら実際の買取査定額は8万円」です。

想定より2万円も低い査定額にビックリしてクチコミが荒れるわけですね。このパターンは非常に多いです。

手数料無しの金買取

ついでに「手数料無し」について書いておきます。

金買取の手数料はクチコミが荒れる要因の一つですが、「なら手数料を無しにしよう」という業者が出てきました。

そんなことできるの?じゃあ金相場と同じ金額になるの?と言うとそうではなく、査定額が金相場より安く設定してあるとのこと。

利用者が求めているのはそういうことではありませんよね。

また、公式サイトに「本日の金相場」を掲載していているお店もありますが、金相場を表示しているだけで実際の買取は手数料が引かれます。

「手数料無しの金買取額」と表示している公式サイトもありますが完全に言葉遊びです。火に油を注ぐ行為だと思います。

あの手この手で集客しているわけですが、今の時代ではちょっと通じないやり方ですね。クチコミは炎上します。

なお、条件付きで「カドノ質店」が手数料なしで金の買取をしています(※今のところ貴金属に関して悪い評価はありません)

金買取のタイミング

金買取はタイミングがとても大事です。

金の査定額は「金の純度」と「重さ」で決まると書きましたが、それらは「金相場」が基準になっているからです。

2000年の金相場は「1グラム1,000円」ですが20年後の2020年には6倍の「1グラム6,000円」を突破しました。

これは極端な例ですが今現在でも金相場は毎日変動しており、1カ月で10%変動することは珍しくありません。

「他店の方が高く買取してくれた」などのレビューはタイミングが悪かった可能性も含まれます。

買取できない貴金属

買取ができないパターンも紹介しておきましょう。

ウッキウキで売りに行って「買取不可」とされ、恨み辛みをクチコミに投稿するケースも多発しています。

金メッキは買取不可のケースが多い

金メッキや金張りで加工されたアクセサリーなどは買取できないことが多いです。

製品に「K18 GP」と刻印があれば金18のメッキ、「K18 GF」なら金18の金張りを意味します。

表面に薄い金箔を貼ってあるだけなので金としての価値はほぼありません。

偽物だった場合も買取できない

本当は金メッキ製品なのに「GP」が刻印されていない(=偽物)こともあります。もちろん買取を断られます。

偽物が多いのは主に外国製の貴金属ですね。外国で生産された金製品は「18K」のように「K」が後ろに刻印さており「あとK」と呼ばれます。

「あとK」の刻印がある貴金属は「金の含有率」が表示より少ないケースが多いため、買表記通りの査定額にならないことがあります。

「18金なのに14金で計算された」などのクチコミは「あとK」だった可能性があります。

金買取のクチコミが荒れる理由

ここまで「金買取のクチコミで低評価レビューが投稿される背景」を解説しました。

クチコミのレビュー数が多く総合評価も高いのに「金の買取」で低評価レビューがポツンと投稿されているケースは「投稿者の勘違いパターン」が非常に多いです。

逆恨みに近い低評価レビューもチラホラ確認できます。また同業者の嫌がらせによる低評価レビューもあるようなので判断は難しいところですね。

金を買い叩く買取店に注意

金買取の低評価レビューは「買取店が悪い」ケースもあります。

  • 手数料を大きく設定してあるため査定額が低い
  • 0.1グラム単位を切り捨てる

色々なパターンがあるようですが、そういったお店のクチコミは総合評価も低いので割と簡単に判明します。

金買取のオススメ店

では一体どこのお店に金を売れば良いのか?となりますよね。タイミングは金相場や為替市場も関係してくるため読めないにせよ、優良店だけは知っておきたいですよね。

オススメできそな金買取店の特徴を3つ解説します。

高級商材専門の買取店がおすすめ

貴金属製のアクセサリーなど装飾品を売るなら「高級商材」をメインに取り扱っているリサイクルショップ・買取店がおすすめです。

流通経路や専門の鑑定士など土台が出来ているため比較的正規の値段で買取をしてくれます。

インゴットなど「金」としての価値だけで売るなら金買取専門店が好ましいですが、宝石やブランドの価値も査定して欲しいなら高級商材系の買取店ですね。

実店舗が存在する買取店

金買取は店舗が存在するリユース業者がオススメです。運営歴も長い「老舗」だと更にオススメです。

現代社会ではオンラインで完結するサービスも多いですが、中古市場は信頼と実績が重要視される傾向にあり、実際に店舗を構えているお店は評価が高いです。

クチコミの総合評価が高い買取店

おすすめの金買取店を調べるならクチコミの「総合評価」を比較すると良いでしょう。

総コメント数も参考になります。3桁を超えるレビューがあるお店は利用者が多い人気店です。総合点4点以上は欲しいところですね。

おすすめ金・貴金属買取店の比較

最後に地域別に比較できる「おすすめ貴金属買取店」の一覧を紹介します。

岩手県┃貴金属を高価買取おすすめ5店のリサイクルショップ
石川県┃貴金属を高価買取する7店舗おすすめリサイクルショップ
【富山県】貴金属を高く買取するリサイクルショップ9店舗
【長野県】貴金属アクセサリーを高価買取するリサイクルショップ6社
【福島県】貴金属アクセサリーを売るおすすめリサイクルショップ

こちらの地域別比較記事は随時更新します。

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